母との日々

介護の記録です

5月2日

昨日、母から着信。出れず。

今日、再び母から着信。出ると、ここにはいたくない。ボケてしまう。荷物がない。いじめられている。と言う。

何をいじめられているのか?と聞くと、下着が2枚しかない。出てけと言われたと。

母は、姉と住んでいても、高齢者住宅にいても、病院に入院しても、物がなくなるとまず他人を疑う。

下着は2枚しか持って行ってないよ。と言っても、2枚じゃない。無くなった。と言い張る。

ねえ、下着は要らないよね。だから2枚しかないんだよ。オムツだからだよ。と言うと、オムツを認めたくないのか、何も言わない。

どこに言っても嫌だ嫌だと言うけど、高齢者住宅が嫌で病院に入院したいと行ったのは、お母さんだよ。と言うと、私が入院したいと言ったんじゃない。私は〇〇病院だと思って来たら、この病院に入院させられた。と言う。

3月後半から母のために動き回っていた。文句ばかり自分のことばかりの母に怒りが爆破してしまった。

 

何故、一ヶ月だけ待ってと言うのが待てない?少しでも早く老健に入れるよう書類もすぐ送った。毎日毎日、母の事で電話きて、母をお願いします。と頭下げて、たくさんの手続きをして、お金の管理して、夏服がないと可哀想だからと面会に行き、一ヶ月で出れそうだよ。頑張って。と励ましてきたのに、愚痴ばかり、挙句に勝手に入院させられたはないよ。入院させてください。と医者に言ったのは自分だよ。施設の片付けも、手続きもしない。お金もない。何もしないで文句だけ言って早く出たいなら自分で手続きすれば良い。

 

ごめんなさい。ごめんなさい。と言うが、とりあえず謝っているようにしか聞こえなくて、私の怒りは収まらない。言いたいだけ思いをぶちまけたが、電話ごしにラジオ体操の音楽が聞こえる。きっと母は聞いてない。電話を耳に当ててない。そして、私の携帯に着信を知らせる機械音。老健からだ、母に怒っている自分がバカらしくなった。この人には何を言っても無駄だ。

 

あなたの事で着信があるから電話切る。と言っても返事はない。私の話を聞いてない。と確信する。

一日でも早く老健に行けるように、今の病院で少しでも楽しく過ごせるようにと、動いていた自分がバカらしく虚しく電話を切った。

切った後は、怒りからしばらく動けなかった。